a-blog cms Advent Calendar 2022 8日目の記事です。

CMS の情報整理はエントリー（記事、ポスト）をどう分類するかということが肝心です。a-blog cms の分類方法には下記のような種類があります。

• ブログ
• カテゴリー
• サブカテゴリー
• タグ
• カスタムフィールド（セレクトボックス／ラジオボタン）
• カスタムフィールド（チェックボックス）

a-blog cms のエントリーの分類方法は違いがシンプルなので分類方法を決めるのは他のCMSと比較すると簡単だと言えますが、初心者のうちは迷うことがあるかもしれません。このエントリーはそんなときに目安となる結果が得られる YES-NO チャートです。STARTボタンをクリックしてさっそく始めてみましょう！

START

大幅に違うレイアウトやデザインを使いたい？

ログインできるユーザーを他とは別に設定したい？

その領域だけを非公開、あるいはシークレットにしたい？

その領域に属するエントリーを管理画面で一覧したい？

エントリーと1対1で対応させたい？

インデックスのURLをスッキリさせたい？

編集者以上の権限のユーザーに項目を管理（作成/編集）させたい？

その領域に属するエントリーには全体的に独自のカスタムフィールドを設けたい？

分類を階層化したい？

OR検索が必要？

コンフィグで簡単に異なるテーマを設定できる

参考：テーマ | 基礎からしっかり学ぶ a-blog cms | ドキュメント | a-blog cms developer
Ver.2.10以降ではコンフィグセットが使えるのでカテゴリーによる分類でも異なるテーマが設定できます。他はすべて同じという場合にはカテゴリーによる分類も可能ですが、レイアウト、デザインが大幅に違う場合は実装途中で他も違ってくる場合が多く、基本的にはテーマを分ける場合にはブログも分けるのがオススメです。

ユーザーを独自に設定できる

参考：ユーザーの管理 | 操作マニュアル | 使いやすさで選ぶ国産CMS
たとえば「スタッフブログ」というブログをルートブログの子ブログとして作成し、そのブログの管理画面だけにアクセスできるユーザーを作成する、というような使い方ができます。

その領域だけを非公開あるいはシークレットに設定できる

参考：アクセス制限について | 操作マニュアル | 使いやすさで選ぶ国産CMS

管理画面で一覧しやすく、属するエントリー独自のカスタムフィールドを入力しやすい

参考：a-blog cmsに関わるデザイナーさんとディレクターさんがちょっと楽になるための記事 | ブログ | IORI-ST
管理画面のエントリー一覧は初期状態ではブログごとなのでブログに属するエントリーは一覧しやすく、そこから作成したエントリーには作成時からそのブログに属するエントリー独自のカスタムフィールドが表示されている状態になっています。

エントリーと1対1の対応

参考：第2回 階層性を持つ子ブログ、シンプルなカテゴリー | WordPressユーザーのためのa-blog cms 入門 | 連載記事 | 使いやすさで選ぶ国産CMS

スッキリしたインデックスURL

インデックスのURLは
ドメイン/ブログコード（階層もOK）/カテゴリーコード（階層もOK）/
となります。

編集者以上の権限のユーザーが管理できる

カスタムフィールドでもテンプレートをカスタマイズすることによってモジュールフィールドのカスタムフィールドグループ等を使うことによって項目をユーザーに管理画面から作成/編集させることができますが、カテゴリーはもともとその機能が備わっています。

エントリーに独自のカスタムフィールドを設定できる

エントリーに持たせたいカスタムフィールドのうち、ある一部分だけを変更したい場合はカスタムフィールドの項目の選択によってJavaScriptで項目を表示したり非表示したりする方が分かりやすい場合もありますが、全体的にまったく違うカスタムフィールドを設定したい場合はカテゴリーで分けてしまった方が良いでしょう。

柔軟にカスタマイズできる

カテゴリー比べるとカスタマイズにある程度の知識と工数がかかりますが、その分柔軟な実装ができるのがカスタムフィールドによる分類です。セレクトボックスやラジオボタンの項目も、モジュールフィールドのカスタムフィールドグループで登録することで管理者権限のユーザーであれば管理画面から操作させることも可能です。

OR検索が可能

OR検索が可能です。
参考：カスタムフィールドの検索 | カスタムフィールド | ドキュメント | a-blog cms developer

柔軟にカスタマイズできる

タグと比べるとカスタマイズにある程度の知識と工数がかかりますが、その分柔軟な実装ができるのがカスタムフィールドによる分類です。チェックボックスなら複数選択が可能で、その項目も、モジュールフィールドのカスタムフィールドグループで登録することで管理者権限のユーザーであれば管理画面から操作させることも可能です。また、この方法で1つの項目に複数のラベルを設けることができるので多言語サイトでのエントリー分類にも向いています。

OR検索が可能

タグと異なり、OR検索が可能です。
参考：カスタムフィールドの検索 | カスタムフィールド | ドキュメント | a-blog cms developer

簡単に使えるデフォルトの機能

1件のエントリーに複数の項目を関連付ける必要があり、階層化が必要でないならタグがオススメです。タグクラウド、タグフィルダーといった便利なビルトインモジュールもあり、公式テーマにでもあらかじめタグの機能が使えます。しかし、OR検索ができない、タグ自体にはカスタムフィールドを設定できない（なのでたとえば日英のラベルを別にできない）といった制限もあるので、そういった機能が必要な場合はカスタムフィールド（チェックボックス）を検討してみてください。

複数選択、階層化したいなら

バージョン2.10.0以上でサブカテゴリーが使えます。 サブカテゴリーを利用して複数のカテゴリーをエントリーに設定する | エントリーの作成 | ドキュメント | a-blog cms developer