このエントリーは a-blog cms Advent Calendar 2023 4日目の記事です。

子ブログの作成、管理が簡単であることは、a-blog cms の大きな特長のひとつです。しかし、いつの間にかカテゴリーでもかなりのことができるようになったのを、皆さんご存知でしょうか？ そこで今日のエントリーでは、

• ちょっと前のバージョンと比べてカテゴリーでできるようになったこと
• それでも子ブログで分けた方がいい場合とは

を見ていきたいと思います。これはあまり突き詰めて考えた結果ではないので、もし「他にもカテゴリーでできることが増えてるよ」とか「こういう場合も子ブログで分けた方がいいのでは？」等ありましたら、Xででも教えてください…

ちょっと前のバージョンと比べてカテゴリーでできるようになったこと

同一ブログ内でカテゴリーコードが重複してもOKになった

これまでは同一ブログ内でのカテゴリーコードの重複はNGだったので、カテゴリーコードを使いたい場合はそれだけでブログを分ける理由になっていました。たとえば、

という構成の場合、これまでは news という同じカテゴリーコードを使いたければ東京店、大阪店、名古屋店はこれまでは子ブログにする他なかったのですが、3.1 以降であればカテゴリーでもOKということになります。

シークレットカテゴリーができた

まだ私は実装で使ったことがないのですが、カテゴリーもログイン時のみ閲覧できるシークレットカテゴリーの機能ができました。したがって、「この領域だけシークレットにしたい」という場合も必ずしも子ブログに分ける必要はないということになります。

コンフィグセット、テーマセット、編集画面セットを分けることができるようになった

こんなこともできるようになったんですね…！ まだ私は実装で使ってみてはいないですが、かなりのことがカテゴリーでOKになっていて中の人ながら驚愕です。カテゴリーだけの管理画面はシンプルでもあるので、カテゴリーでの分類を積極的に使っていきたいです。

それでも子ブログで分けた方がいい場合とは

管理画面にログインできるユーザーを分けたい

これは「子ブログで分けた方がいい」ではなく、「子ブログで分けるしかない」ですね。迷わず子ブログに分けます。

サブドメインを使いたい

これも「子ブログで分けるしかない」ですね。迷わず子ブログに分け、サブドメイン拡張オプションを購入します。

エントリーを新規作成したときに固有のカスタムフィールドを予め出しておきたい

エントリーのカスタムフィールドはだいたいブログとかカテゴリーに応じてそれぞれ別にすることが多いですよね。エントリー新規作成時、つまり「エントリー作成」ボタンをクリックしたときにそのエントリーが属するブログ／カテゴリーが決まっていなければ、そのカスタムフィールドは当然出ないです。予期したカスタムフィールドが出なくて「あ、カテゴリーが決まっていなかった」と気づいてタイトルとカテゴリーだけ入力していったん保存する、というようなことを私はよくやります。しかしこれは a-blog cms の入力に慣れているからすぐに分かることであって、クライアントさんにとっては少し迷う点かなと思います。

ブログだとこういうことは管理画面の構成上起こりにくいので、こういう場合もブログで分けるか、あるいはカテゴリーであっても迷いにくいカスタマイズを、何らか考えるべきなのかもしれません。

【追記分】グローバルカテゴリーを使いたい場合

自分で思いついたので追記しておきますが、グローバルカテゴリーを使いたい場合、つまり、その領域の下の分類に共通部分が多い場合も子ブログで分けた方がいいですね！ 当然ですが、カテゴリーの下にグローバルカテゴリーを使うわけにはいかないです。

まとめ

ブログとカテゴリーについて、皆さんの実装上のご意見もぜひお聞きしたいです！ また他にもブログで分けた方がいい場合があったら教えてください。「カテゴリーであっても迷いにくいカスタマイズ」についてはちょっと宿題にさせてください。次のアドベントカレンダーの担当日までに何らか思いついたらそれについて書くかもしれません。